ギアナ高地日記 2
岡井雄介
2016 10/10 18:12
こんばんわ。
今朝は雷と雨の音で起こされました。
昨夜から激しい雨が続いて少し遅れての出発です。
エンジェルホールとは文字の通り切り立った崖の上にテーブルの様な大地が広がっています。
僕らが目指すエンジェルホールのある山の頂上は東京都23区が入る程の広さだそうです。
ちなみに原住民達はその滝の事を1番奥にある物と言う意味の言葉で呼ぶらしいです。
ここからエンジェルホールまでは小型のボートで雨に打たれながらの約5時間の道程です。
両サイドをジャングルの緑に囲まれて荒れた川を遡ります。
前回モンゴルに行った時は高い標高から見る景色は澄んだ空気のお陰でどこまでも見渡せました。
今回は雨季の湿度で見渡す景色の先は必ず厚い雲で覆われています。
川を遡って5時間。
厚い雲に覆われたそれは気まぐれに姿を現しました。
突如現れる地球の壁。
そう表現するに相応しいような圧倒的な存在感とパワー。
絶壁の壁から2本の滝が流れ、重なり、地表に届く頃には霧に変わります。
その太古から変わらない地球の悠久の風景に僕達はしばし見とれました。
今夜はその滝の麓でキャンプです。
明日はヘリコプターでそこに登って滝を上から観察です。
健太はそれをどう表現するのでしょうか。
全く想像のつかないその景色を。